
2015年12月04日
昔話に秘密が…

今にも雪が舞い散ってきそうな強風です〜〜。オーナー・ヨーコでございますm(_ _)m
こちらは、現在読んでいる本です。
児童文学者で、絵本の読み聞かせのために訪れたフィリピンのミンダナオ島にて、内戦に巻き込まれ、親を亡くしたり貧困で生活ができない状態にある子どもたちの支援拠点のNGO法人「ミンダナオ子ども図書館」を運営し、200名近くの子どもたちと一緒に暮らしておられる、松井友さんの著書です。
様々な経験ののちに、現代文明をもう一度根底からとらえ直す よすがとしてアイヌ文化と沖縄文化の宇宙観に関心を持ち…とあります。
まだ、半分しか読んでいませんが、昔話の内容から宇宙観を紐解いていかれ、興味津々です。
最近、縄文時代の解明が進んでいるそうですね〜〜
ご存知の通り、縄文時代は8000年間ほども続いたそうです。
弥生に入り、稲作文化や仏教が大陸から持ち込まれ、生活様式が変わると共に自然に対する観念のようなものも移ろってきたのだなと思いますが、縄文に比べてみるとたかだか、2000年と少しの間に私たち人が作り上げてきた結果としての現代というものの正体が、この様に昔話を紐解き深めていくうちに浮かび上がってくるという、とても面白い体験をさせていただけます。
それにしても、石器時代を超え、8000年間続いたということだけでも、(もちろん色々変わっていきつつでしょうが)その時代の安定に興味を持ってしまいますよね〜〜。
弥生時代があり、飛鳥があり、700年頃に和同開珎という貨幣が作られたそうですが、便利な反面、諸刃の剣として、人々の関心を引きつけてやまない物に変容していったのかも…
そんな中で、情報に振り回される様になって自然に対する畏敬の念などが薄れていったのかなぁとか
昔話を読み、そんな事をつらつらと考えつつ、幸せでいるために個人として宇宙と繋がっていたいな〜と思います。