
2017年03月20日
苧麻化衣(からむしころもとなる)

春分の日が、ちょうど連休になり、近江上布伝統産業会館で開催された、とても興味あるイベントに参加してきました❣️オーナー・ヨーコでございますm(_ _)m
苧麻化衣「からむしころもとなる」
近江の湖東地方は古くからの麻織物の産地です。
その、近江上布のルーツである「高宮布」は大麻を用いて作られました。
大麻布は、なんとなくゴワゴワしたイメージがありますが、今回、本当に柔らかく上質な魅力ある古布などを見せて触らせて頂きながら、麻研究の第一人者である、吉田真一郎さんの本当に興味深く楽しいお話を聞けましたよ❣️
彦根藩が、大麻布を奨励し、大きな商いをしていたことや、野洲晒し(野洲川で、晒して天日に干して、臼で突くを繰り返していたそうです)というものがあった事
美術館にあるような、綺麗な刺繍が施されたかたびらなどにも触れてきました^ ^
晒す(さらす)という、言葉にも心惹かれました。
白くなり、柔らかくなり、肌に馴染むんですよね〜〜
雪晒しなるものも、越後の方では行われてたとか…
益々、伝統工芸に興味が湧いてきました。
心に残ったのは、ルーツのお話
表向きでは無く、貴方はどこからきたのか、そのものはどこから来たのか、それが無く作っているだけでは意味が無いと、アートの世界から気付かれたそうです。
少しですが、素敵な麻織物の写真を載せておきますね。
縦糸が大麻、横糸が苧麻で織られた作品❣️

縦糸も横糸も大麻で織られた、近江の高宮上布❣️

晒していない、高宮布

